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NIJIの夢

NIJIの夢

ラピッド名誉市民


10月2日(金) 〔ラピッド名誉市民〕


ハイウエイを120km以上の猛スピードで10時間以上も突っ走った。
辺りは暗くて何処を走っているのか分からないが、車内では誰からともなく飲み会が始まった。
ただ、十五夜の前日に当たっていて、大きくて綺麗に輝いた月天子は美しかった。

荷物は飛行機に乗ってラピッド市の空港に着いていた。
おぃおぃ・・・俺たちだけバスに揺られて移動かよ。(^〇^)
ようやく、昨夜泊まるはずだったホテルにチェックインした。
そして、ホームステイ組みはホストファミリー宅へ向かった。

どうやら表敬訪問には間に合いそうである。v(^^)v

伸びた不精髭はホテルから調達したT字型の剃刀で対応した。
だって、NIJIのシェーバーは移動のショックで大破しているもんね。
髪は薄くなる一方なのに、皮肉にも髭は反比例しているのだ。(*^^*ゞ

スーツに着替え、アラン・ハンクス市長が待つ市役所へ。
相互の挨拶や様々なプレゼントの交換が行われた。
中でもメインとなったのは名誉市民称号の授与である。
国際交流協会長を始めとして、訪問者全員が授与の栄に浴した。
添乗員を含め、今回訪問した13名は、晴れてラピッド名誉市民になったのである。\(*^o^*)/
ハンクス市長の直筆サイン入りの名誉市民証は大切に保管してある。

名誉市民証

この夜、ホストファミリーを交えてフォーマル・ディナーが行われた。
しかし、寝不足と疲れが重なり美味しそうな食事も胃が受け付けず、全く手を付けていないのだ。
今考えると、何と勿体ない事をしたのだと思う。(*^^*ゞ
偉い人も来ていたようだが、疲れが体中を駆け巡り殆んど覚えていない。
料理に手も付けないで、失礼にも爆睡している姿が目に入るだろうか。(*^^*)

爆睡中

ただ、挨拶の冒頭で英語を間違えた事が記憶の片隅に残っている。
”I cannot speak English. ”と言うところを、”I cannot English. ”と言ったらしい。
これも含め、思い出深い旅になった。(*^o^*)

このフォーマル・ディナーの前に、ヒルシティからキーストンまで1880列車という古びた列車で1時間余りの旅をした。
観光用に走らせている列車らしく大勢の人が乗っていた。
NIJIたちは観光客とは別に、列車の1両を貸し切る形となった。

不眠のバス移動が祟ってか、全員の疲れはピークに達していた。
心地良い振動と子守唄のような車内アナウンスが爆睡を誘い、NIJIの上の瞼と下の瞼も1年ぶりに逢った恋人同士のように激しい勢いでキスをしたがっている。(*^^*)
目を開けていても車窓の景色など識別が出来ないほどだった。

実は・・・事件は意識がもうろうとした、この時に起きていたのだ。

1880列車



続いて 「NIJIは有名人?」



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